がんとうつを経験した会社員がうつの根絶を目指すブログ

右足裏の皮膚がん(メラノーマ)と反応性うつ病を経験した私が、うつの根絶を目指して綴ります

闘病日記④(初診)

妻には予め私の病気の可能性について話しました。あまりに突然のことで半信半疑のようでしたが、「しっかり診てもらってね」とだけ言われました。様々な悪い予想をしたでしょうが、取り乱すこともなく受け止めてくれたのは感謝しています。

火曜日の昼休みを利用して、会社の近くの皮膚科に行きました。たまたまですが、火曜日は腫瘍が専門の女医さんで、テレビで悪性黒色腫(メラノーマ)の恐ろしさを呼びかけたこともあるそうです。

早速、革靴と靴下を脱ぎ、患部を見せました。
「えっ、これっ!?」
診察室に一気に緊張が走りました。先生は真剣な表情でスコープ越しに患部を観察します。

「くろさん、これはほぼ間違いなくメラノーマです。慈恵医大への紹介状を書きますので、早目に受診してください。おそらく手術することになると思います。」

私はネットで事前に調べていたので、大きな驚きはなかったものの、「やはり手術か…1日で終わるのかな?仕事休みたくないしなぁ」くらいの気持ちでいました。すると、先生は若干震えた声で少し涙目になりながら「大丈夫、手術すれば治るから!」と励ましてくれました。

先生がそんな様子で励ますということは、かなり重篤なんだろうか…そんな不安を抱えて午後の仕事に戻りました。