がんとうつを経験した会社員がうつの根絶を目指すブログ

右足裏の皮膚がん(メラノーマ)と反応性うつ病を経験した私が、うつの根絶を目指して綴ります

闘病日記⑧手術当日

f:id:jikei_nyuuin_seikatsu:20181019222623j:plain

※この写真はイメージであり、慈恵医大のものではありません。

 

手術当日は朝8時半に手術室に入りました。

医療系ドラマにあるように看護師さんに移動式のベッドを押されて…ではなく、看護師さんに付き添われながら自分で歩いて行きました。入室前には、患者取り違え防止のため、リストバンドにある識別用バーコードをスキャンされ、名前を聞かれます。

手術室に入ると、やはり無影灯が目に入ります。手術台の周囲には執刀される皮膚科の先生や看護師の方が何人もいらっしゃるのかと思いきや、麻酔科の先生と看護師の2人でした。皮膚科の先生は若手の先生が少し離れたところで、機器のチェック等準備しているようでした。

血圧や脈拍を測定するための器具を看護師さんに取り付けられて、麻酔科医の先生が麻酔を注入する準備を整え、「1から数を数えてくださいね。多分10までは数えられずに眠ってしまうと思います」と言われました。確かに「1、2、3、4…」までしか覚えていません。

 

次に気がついたのは、手術後、全身麻酔から目覚めるための部屋「リカバリー室」でした。私は普通より早く目覚めたようですが、本当に数を数えたところから記憶が飛んでいます。実際の手術は、右足底の悪性黒色腫を切除し、人工皮膚を被せています。同時に、右足付け根を切って、リンパ腺までがん細胞が来ているのかどうかのチェックもしています。病室に戻れたのは12時過ぎ、手術時間は3時間程度だったようです。

 

とりあえず無事に終わったと聞いてホッとしました…が、術後は、熱と痛みとの闘いでした。