闘病日記⑦手術前夜
手術は17年12月12日、入院はその前日でした。
検査等で手術の3~5日程度前に入院するものと思っていたのですが、最近は検査を外来診察時に済ませて、入院期間を最短に抑えるという方針のようです。手術は初めてでしたし、悪性黒色腫という性質の悪いガンなので非常に不安でした。
午前中に入院して、注射がありました。核医学検査のためということで、ガンの転移状況を特定するためと説明を受けました。うつぶせになり、患部の右足踵あたりに注射するのですが、直前に「痛くて動いてしまう人がいるので、身体をおさえますね」と言われました。確かに激痛で、動きはしなかったものの声が出てしまいました。事前に言ってもらって助かりました。
その後は病室で本を読んだりして過ごしました。寝てても良いのですが、切除手術で治るのか、がんのステージはどうなのか、手術後はどんな状態になるのか、また走ったりできるようになるのか、そもそも生きていられるのか…そんな不安を抱えて夜を迎えました。
とはいえ、慈恵医大の病室は明るくキレイだったので、精神的には大きく助けられました。仕事でもスポーツでもそうですが、自分の精神状態を保つことは大切ですね。