がんとうつを経験した会社員がうつの根絶を目指すブログ

右足裏の皮膚がん(メラノーマ)と反応性うつ病を経験した私が、うつの根絶を目指して綴ります

動けないストレス

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明けましておめでとうございます。

まだ歩行時に鈍痛があったり、日に数回神経痛がありますが、仕事や日常生活をこなしながら、普通に年を越せたのは喜びを感じますね。

 

さて、タイトルの件ですが、2回目の手術(皮膚移植手術)の後は、移植した皮膚の定着を促すために、1週間の床上(しょうじょう:ベッドの上)安静を言い渡されました。2回の手術と延べ6週間の入院生活の中で、床上安静の期間が一番精神的に辛かったです。

 

入浴も禁止、食事も歯磨きもベッドの上、トイレの大の時だけ車椅子で看護師さんが移動させてくれる…あとは皮膚の定着のために、右足をクッションの上に乗せて1日を過ごします。勿論iPadや本で気を紛らわせるのですが、数日経過すると本当に精神的に追い詰められました。

 

動かないので食欲もあまり出ず、夜も眠れません。ベッドで寝てても風景は変わらず、時間の経過が遅く感じます。同室の患者さんの些細な物音や、回診中の医師、看護師さんの話声がやたら気になったりもしました。

 

晴れて車椅子での移動が認められた日は、嬉しくて車椅子でとにかく動き回っていました。入院していたE棟と中央棟の渡り廊下を意味も無く何度も往復していました。しまいにはタイムまで計測していた覚えがあります。坂道なので何度か危ない目に遭いましたが…

 

動けるというのはありがたいものですね。