恥ずべきもので無くなって欲しい
数日前にテニスの大坂なおみ選手がうつに苦しんできたことを公表しましたね。
試合後の会見拒否の際に公表すればもっと良かった気がしますが、世界のトップアスリートが(でさえも)うつに苦しんでいることを公表したのは、うつの地位向上に大きく貢献したと思います。depressionという単語からは、うつ病なのか、うつ的な症状なのかは分かりかねますが、うつのつらさを抱えながら強力なプレッシャーの中で最高のプレーを維持するのは、想像を絶する大変さだったに違いありません。
特にテニスは主に個人競技のため、結果は全て自分で受け止めなくてはいけません。ゴルフもそうらしいですが、トップアスリートはメンタル専門のコーチをつけるとも聞きました。それだけ、メンタル面の調子がパフォーマンスに影響するのでしょう。
デスクワークの会社員は毎日毎日のパフォーマンスがスコアで評価されるわけではなく、また現状のテレワークでは個々人のメンタル状況が掴みづらいので、チャットやwebミーティングの際の声のトーンで気を配っていきたいと思います。
うつは誰しもなる可能性があるものの、過去はその事実が伏せられ、忌避されることが多かったです。今は少なくとも恥ずべきものではなくなりつつあります。私も微力ながらうつの根絶に貢献していくつもりです。