日常生活の偉大さ
1度目の入院の際に退院時期を相談していた時驚いたのが、「えっ、この状態で退院させられちゃうの?」ということでした。まだメラノーマ切除後の痛みがありますし、熱も37度くらいありました。
先生に言われたのが、「24時間の医療準備体制が必要なくなった段階で、日常生活を送ることで体力の回復を図る」ということでした。退院後に気づいたのですが、入院中は本当に動かないので、体力が落ちてしまいます。
退院すると食事でも、トイレでも、寝るときでも少しの距離ながら移動します。また、1人暮らしで無い限り、家族と話もするでしょう。こういった些細な行動が実は体力回復につながっているのです。
退院後は、不安で一杯でしたが、日常生活を送れることの嬉しさもありました。体力の回復は本当に少しずつなので、イライラしましたが…こればかりは受け入れるしかないですね。