がんとうつを経験した会社員がうつの根絶を目指すブログ

右足裏の皮膚がん(メラノーマ)と反応性うつ病を経験した私が、うつの根絶を目指して綴ります

7割主義

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今週もお疲れ様でした(週末もお仕事の人はごめんなさい、応援してます)。

昨日の産業医の電話面談では、引き続き順調とのコメントをもらい、残業時間制限が月間20時間までに引き上げられました。自分の感覚としては1日2時間×20日で40時間くらいはいける気がしますが、安全サイドにしておいた方が良いのでこのくらいで良いのでしょう。産業医からは、「調子は良いんだけど、自分でやり過ぎないように抑えられているのがとても良い」と褒められました。「絶好調ですよ!」というのは、絶不調に転じる可能性が高いので危ないそうです。現地の病院での診察が来月中旬にあるので、そこで完全に薬をゼロに出来れば理想ですが、あまり断薬にはこだわらないことにしました。

シンガポールに来てから、現地の社員を始め、色々な方と接して思うのですが、「人からどう思われるかをあまり気にしない」ということです。仕事上では、キチンと判断根拠を説明してくれたりするのですが、「自分の役割の範囲内でベストを尽くしたら、後は人からどう判断されようが気にしない」という感じがするのです。日本人の方が「気にしすぎ」なのでしょう。

身近な点では、服装です。通年30℃超えということもあり、街で見かける多くの人がショートパンツにTシャツ、そしてサンダル(ビーチサンダルの人もいます)なのですが、お世辞にもお洒落とは言えない感じの人も多く見かけます。カジュアルな文化なので、とても気楽です。

こういった自由な感じの人達を見てると、「あー、自分はつまんないこと気にしてたなぁ」と思います。メール一つとっても、きちんと理解してもらえるか、どう受け取られるかを、かなり気にしてました。でも、とりあえず失礼にならない程度に聞いて、後はコミュニケーションの中で理解しあえばよいのです。私は赴任当初、それも恥ずべき事と思ってました、的外れでしたね。

「不完全でもとりあえず動いて、後から修正する」というのはシンガポールの人達から教わったことです。日本には「完璧に仕上げてからでないと…」と思う人が多いと思うのですが(私もそうだったと思います)、0から70%にするのと、70%から100%にするのは後者の方が労力がかかります。シンガポール人は6割主義、7割主義、と揶揄されることもありますが、私はそれで良いのではないかと思うようになりました。

その方が自分の精神衛生上も良い気がします。