がんとうつを経験した会社員がうつの根絶を目指すブログ

右足裏の皮膚がん(メラノーマ)と反応性うつ病を経験した私が、うつの根絶を目指して綴ります

どこまで治るのか

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今日は、昼過ぎに少し頭に不快感を覚えた他は「普通に」仕事が出来ました。頭の回転はまだまだなのかもしれませんが…

回復期に入り、1週間に1~2回程のペースで回復を実感します。実感した時は「やっと回復した!」と思うのですが、次にはまた同じように「やっと回復した!前に回復したと思っていたけど、まだまだ回復していなかったんだ」と思うのです。

このペースが続くと、とんでもなく調子が良くなる気がします(笑)

時々、回復したと思っているのは自分だけで、周囲はまだまだだと思っているかも…と疑心暗鬼になったりもします。上の写真の逃げ水のように、回復を追い求めても、実は幻想だったら怖いな…と思った一日でした。

足の裏

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今日の午前中は海辺で遊んでいたのですが、時に不思議な感覚になりました。

砂浜を裸足(メラノーマの術部はサポーター装着)で歩いていると、脳をマッサージされているような気持ちの良い感覚を覚えたのです。砂の粒が足つぼマッサージと似た効果を発揮しているのでしょうか。うつの回復には散歩が良いとされており、私は運動が良い効能をもたらすと思っていましたが、足の裏の刺激も良いのではないかと思ったくらいです。

昼過ぎには帰宅し、明日からの仕事に備えて気持ちを整えてます。来週も無事に勤務できるといいなぁ。

環境を変えることの効能

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金曜夜から家族と共にリゾートホテルに宿泊しています。

シンガポールではコロナの市中感染は1週間に1人出るかどうかで、ワクチンも高齢者から中年(45歳以上)に接種対象が広がる等対策が進んでいます。人口が560万人程度と日本と比較して少ないことと、国土が東京23区とほぼ一緒という管理のしやすさもありますが、何と言っても開発独裁という国の政治形態が対コロナでは良い面に出ていると思います。こうした比較的コロナ対策が進んだ環境下ですが、まだ海外との入出国には待機期間が課せられるため、国内の需要喚起のためステイケーションが促進されています。

なので、週末を利用してリゾートホテルに来たのですが、家から1時間程度ですので、近場です。しかし、せっかく来たにもかかわらず、今日は昼から雨が降り続けて部屋で過ごすこととなりました。

家族各自が部屋で好きに過ごし、私もジムに行ったり、本を読んだりしており、実質的には普段と変わらない土曜日なのですが、環境が変わるとこれはこれで新鮮です。今週も頭が疲れたので、疲れを癒すのに場所を変えるのは効果がありそうです。

自分ひとりだと絶対にホテルには泊まりませんから、家族からの「適度な」強制力というのもうつの回復には良いのかもしれません。

小さなことがすべて

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今朝は気分爽快とまではいきませんが、眠気やだるさも無くスムーズに起きられました。睡眠障害は最後まで残ると言われてましたが、徐々に回復基調にあるのかもしれません。勿論、明日以降もすっきり起きられるというわけではないでしょうから、過度な期待はしないようにします。

こうした些細な回復でさえも、日々の健康的な生活を続けているからこそで、残業まみれだったり、暴飲暴食したり、大きなストレスを抱えていたら実現できなかったと思います。

私の印象に残っている話として、「チームスカイ」の話があります。記憶が曖昧なのですが…確か英国の自転車チームが1%の改善を日々積み重ねて、5年かけてツールドフランス優勝を目指す話です。それこそ、最高の睡眠が得られる枕や、効果の高いマッサージジェルを探す、感染症に効果的な手洗いをする等という些細なことから始めるのです。結果、3年で優勝してしまうというストーリーなのですが、日々の細かな積み重ねが大きな結果を生むという教訓が得られます。

私も日々の細かな改善を積み重ねて、回復していきたいと思います。うつに苦しんでいる方々と共に。

産業医に褒められました

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今日は産業医との電話面談日でした。

うつの回復軌道を崩さないよう、仕事や家庭で上手くコントロール出来ていると褒められました。そして、ついに通常勤務に戻ることが出来ました。うつを発症してから9か月、2回ほどぶり返しを経験しつつも全体的にはかなり順調に回復できました。

うつを経験してから、無理をしなくなりました…というより、無理をするのが怖くなったというのが正しいですね。焦燥感と罪悪感、先の見えない恐怖感にじりじりと脳を焼かれるような感覚や、脳を絞られるようなつらさはもう二度と味わいたくないので、どうしても保守的な行動パターンになります。

私は細かい面がある一方で楽観的です。仕事で多少無理しても平気だろう、多少暴飲暴食しても運動すればチャラになるはず…という希望的観測で今までどうにかなってきたので、無理をしがちでした。そして、無理が出来る自分を誇らしくも思っていたのだと思います。幼稚ですよね。

今後も気を抜かずに生活をコントロールしていきます。1秒1秒がつらかった時を忘れないようにしないといけませんね。うつに生活指導されているようで何だか癪ですが、結果的に良い方向に行ってるのだから良しとします。

朝すっきり起きたいです

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今日も比較的調子が良かったです。忙しい週というのもありますが、頭が締めつけられるような感覚や不快感を感じずに一日を過ごすことが出来ました。

あと気になるのが、中途覚醒と朝の目覚めです。夜中2回程起きますし、朝目覚めてもすぐには行動できません。医師からは「うつの初期症状として出るのが睡眠障害、そして最後まで残るのも睡眠障害」と言われており、長期戦を覚悟しておく必要がありそうです。

睡眠が改善すれば活動時間も増えますし、気分良く過ごせそうな気がするんですよね。うつになる前よりQOLを上げられたら、うつになった甲斐?もあるというものです(笑)

明日は産業医との電話面談です。次は通常勤務になるかもしれません。

今日は比較的調子良かったです

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週末に良く寝たせいか、今日は比較的調子が良かったです(イラスト程、気分爽快というわけではないですが)。

週を重ねる毎に、本当に少しずつですが、回復を実感します。この回復ですが、何度も触れている通り、周囲には全くわからないと思います。ですので、うつからの回復は孤独になりがちです。周囲は「会社来てるんだから大丈夫だろう。何かあれば言ってくるだろうし」というスタンスですしね。

上司には、産業医から「順調に回復しているが、ぶり返しの可能性もあるので、仕事の負荷には注意をするように」との連絡が行ってるはずなのですが、上司もどの程度配慮すべきか、良くわからないでしょう。何しろ私自身が明日の調子さえ良く分からないのですから(笑)

会社に行き始めた頃は、周囲からどう思われているかを気にしていたのですが、気にするのも面倒になってきたので、最近は気にしていません。まずは、もっと回復することが最優先です。ですので、今日もしっかり寝たいと思います。こうして、健康的な生活を意識するようになったのも、うつのお蔭なのかもしれません。あれほどつらい思いをしなかったら、ここまで健康に留意することもなかったと思います。