がんとうつを経験した会社員がうつの根絶を目指すブログ

右足裏の皮膚がん(メラノーマ)と反応性うつ病を経験した私が、うつの根絶を目指して綴ります

困難は分割する

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うつで休職した場合、最初に出社するのはとても勇気がいります。

上司、部下、同僚に会った時の対応や、そもそも自分のデスクはどんな状態になっているのか、そもそも出社して症状がぶり返したらどうしよう…等悩みは尽きません。

今思えば、「おはようございます。おかげで出社できるまで回復しました」と挨拶すればよいし、デスクはひとつひとつ書類等を片付けるしかなく、ぶり返したら上司に断って病院に行くしかないのです。しかし、当事者以外にはなかなか理解しがたいと思いますが…職場復帰の初期段階では、気にしても仕方ないことまで気になってしまいます。

 私は職場復帰の前日に、オフィスのあるビルの壁をタッチしに行きました。オフィスには入らず、ビルの壁をタッチするだけです。通勤風景を見るのも久しぶりでしたので、緊張しながら壁をタッチし、ホッとして帰路についたのを覚えています。

心理的なハードルは可能ならば分割すると越えやすくなりますね。うつに限らず、少しずつ改善するのが良いようです。少しの改善を積み重ねて習慣にすると、気づかないうちに大変革になります。