がんとうつを経験した会社員がうつの根絶を目指すブログ

右足裏の皮膚がん(メラノーマ)と反応性うつ病を経験した私が、うつの根絶を目指して綴ります

読書感想文「うつを甘くみてました」

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脳の情報処理能力がまだ戻り切っておらず、仕事で文章を読みますので、プライベートで読書をしようという欲があまりわいてこないのですが、漫画なら気楽に読めるかと思い読んでみました。 

 一言で言いますと壮絶でした。擬猫化して描かれているものの、特に自傷行為のシーンは衝撃が大きかったです。作者の"ぶり猫"さんは双極性障害を患っているのですが、軽躁の時には、自分が治ったと感じて、周囲からも普通に見えるというのが辛そうに思いました。うつなら波があるものの緩やかに回復するのですが、双極性障害はうつと躁が両方出るので本人も周囲も大変だろうと思います。

また、何をもって治ったかということにも触れられており、セミナーのプレゼンターの言葉ではありますが、薬をやめることが寛解ではないというのもうなずけます。でも、自分はこうした考え方に賛成するものの、心の奥底では薬をやめることは勿論、病前の状態に戻ることを目指してしまうんだろうな…とも思いました。

未読の方で、興味があれば読んでみてくださいね。