がんとうつを経験した会社員がうつの根絶を目指すブログ

右足裏の皮膚がん(メラノーマ)と反応性うつ病を経験した私が、うつの根絶を目指して綴ります

回復度合いのわかりにくさ

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昨日、産業医に言われたことの中で印象深かったのが、「今週も勤務時間延ばしても問題ないと思うけど、"今週は勤務時間ステイ"であることを通じて、上司や周囲にきちんと回復度合いを伝えることが大切。仕事をする中で、そこまで気にしてくれるかどうかは別だけどね。特にうつの回復度合いは周囲から見て分かりづらいし、こうして話をしている分には、相手はもう大丈夫なんだと思いがちだから。」というコメント。

最悪期や回復初期の頃は、うつのつらさがなかなか伝わらないことに苛立つこともありましたが、回復と共に最近忘れがちになっていました。そうですよね、血も流れてないし、骨折ってギブスしてるわけでもないので、周りから見たらわからないですもんね。

徐々に勤務時間を延ばしていく過程では、周囲に回復をアピールしたい気持ちと、無理してぶり返して却って迷惑をかけてはいけないので配慮をお願いしたい気持ちの板挟みになるのだなぁ…と思いました。うつは、症状そのものも非常につらいですが、回復する過程で周囲と上手く溶け込んでいくことも難しい課題なんですね。