健全な自己愛
「自分を好きになりましょう」とか「自己肯定感を持ちましょう」というフレーズは、自己啓発本等で頻繁に見かけます。以前の私は、こういった考えがあまり好きなれませんでした。勉強でも仕事でも、ある程度のことを達成しても「もっとすごい人たくさんいるし、この程度で喜んでるのカッコ悪い」と冷ややかに受け止めてました。
しかし、うつを経験してからは少しですが考えが変わりました。どれだけ努力しても、自分の努力の延長線上の遥か上を行く人がいることは事実なので、永遠に自分を認めてあげることが出来ないのです。この当然の事実に今更ながら気づいたのと、うつの最悪期を経験して、今では「まぁ、よく耐えたよなぁ」と思えるようになり、徐々にですが、自分を認めてあげられるようになりました。
とはいえ、まだ自分を好きになるレベルまでは達してません。健全な自己愛というのはうつの回復に必要と思うので、私も日々努力していきます。