がんとうつを経験した会社員がうつの根絶を目指すブログ

右足裏の皮膚がん(メラノーマ)と反応性うつ病を経験した私が、うつの根絶を目指して綴ります

うつ

周囲の目を気にしてました

仕事、日常生活を問わず、病前では何とかこなしていたことも、うつになると色々と諦めざるを得ないことも出てきます。 しかし、いざ諦めてみると、自分が予想していた程には困らず、周囲もそれ程気にしていないことがわかりました。つまらないことに心を砕い…

喉元過ぎれば熱さを忘れる

小学館のデジタル大辞泉によれば、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の意味は、以下の通りです。 熱いものも、飲みこんでしまえばその熱さを忘れてしまう。転じて、苦しい経験も、過ぎ去ってしまえばその苦しさを忘れてしまう。また、苦しいときに助けてもらって…

回復体験

先週、ぶり返しで脳を雑巾のように絞られてるようなつらさを味わいましたが、今週はこのつらさが殆ど消えました。せいぜい脳を触られているような違和感程度です。 特に良いことがあったり、悩みが解消したということではなく、医師も「理由はわかりませんが…

うつを根絶したい理由

私がうつを根絶したいのは、自分の体験を活かしてつらい思いをしている人を救いたいから。そして、過去書いたように、うつを根絶することによる経済効果が大きいという理由があります。 jikei-nyuuin-seikatsu.hatenablog.com この理由をもう少し掘り下げる…

電気刺激でうつを治す?

うつの治療に関して興味深い記事を見つけました。 nazology.net 従来のような大雑把な電気刺激ではなく、患者に合った局所的な治療部位に刺激を与えるところがポイントのようです。しかし、神経回路への刺激は、長期間反復的に行われる必要があり、その為に…

即時効果を期待しない

一般的な人の特性として「損をしたくない」というのがあります。 勿論誰しも損をしたくないというのは当然なのですが、同じ1万円でも得るのと失うのでは心へのインパクトは失う方が大きいそうです(プロスペクト理論)。 ここからは私の推測ですが、うつ状態…

ありふれた真実

うつになると誰しもが早期回復を願います。 私の最悪期には、罪悪感、焦燥感、将来への不安で脳がジリジリと焼かれる感覚でしたが、今では「まぁ、仕方ないよね。自分が罪悪感等を強く感じても早く治るわけじゃないし。薬の服用やら医師のアドバイスも守って…

仏教はうつをも救うか

私のうつ最悪期に頭を「死にたい」は、うつの苦しみから解放されたいという意味なので実行することはないのですが、なぜ「早く治りたい」ではなくて、「死にたい」と思ってしまうのか不思議でした。 あくまで私の考えですが、うつの時は脳の処理能力が低下し…

理由なきぶり返し

先々週は好調だったのに、先週から頭が締め付けられるようなつらさを感じ、今週は雑巾のように脳を絞られている感覚になりました。原因となるような新たなストレスは思いあたらず、理由もなく最悪期が再来するのか…との恐怖に焦った私は、仕事を早退して病院…

仲間が欲しかったです

うつの症状は外見からは見えづらい上、好不調の波があります。体調は単純に良い、悪いで表現できず、表現しづらいですし、逐一報告するわけにもいかないので、必然的に孤独感に苛まれることになります。 私は最悪期につらさを共有できる仲間や同志が欲しかっ…

オリンピック選手でも

まだ偏見は残っているものの、うつは徐々にタブーではなくなってきたように思います。これは、強靭な肉体とメンタルを持ってると思われているトップアスリートがうつ病に苦しんだことを公表するようになったことが一因としてあると思います。 一例として、数…

欲望は回復の表れ

強い明確な欲求で無くとも、何かをしてもいいかな…と思い始めたらうつから回復している表れだと思います。シャワー浴びてみようかな…とか、外に出てもいいかな…とかです。倦怠感や頭が締め付けられる感じが大きく和らぐわけではないので、基本的に横になって…

皆さんのお役に立つつもりが

このブログは2017年に右足裏に皮膚がん(悪性黒色腫、メラノーマと言われることが多いです)が見つかり、東京の慈恵医大病院に入院、手術をすることになった際にスタートしました。差額を払って個室にするかどうか迷った際、ネットで情報を探したところあま…

うつの時に聴く音楽

私の場合、うつ最悪期は家族帯同前でしたので1人でカーテン閉めてひたすら寝てました。かなり寝ましたが、ずっと眠り続けることもできません。とはいえ、目覚めていると罪悪感や焦燥感、不安感に脳が焼かれてしまうので、何かで気を紛らわせたいところです。…

ゾーン

多くの人が、仕事や勉強、スポーツ等に没頭している時、「気づいたら時間が経っていた」「身体が勝手に動いた」という体験があるかと思います。ゾーンとかフロー状態と言われるものです。 一昨日書いたマインドフルネスと似ていると思うのですが、このゾーン…

健全な自己愛

「自分を好きになりましょう」とか「自己肯定感を持ちましょう」というフレーズは、自己啓発本等で頻繁に見かけます。以前の私は、こういった考えがあまり好きなれませんでした。勉強でも仕事でも、ある程度のことを達成しても「もっとすごい人たくさんいる…

マインドフルネス

最悪期、回復期を問わず、うつの時は色んな不安が頭に思い浮かびます。仕事、勉強、家庭、そして将来…建設的な思考なら良いのでしょうが、どうしてもネガティブなものになりがちです。良くないと分かっていても、考えてしまうものです。実は私も昨日、今日と…

図書館のすすめ

うつの最悪期をやり過ごし、少しでも外に出られるようになったら、図書館に行くことをお勧めします。最悪期を除いては、朝食後に外出するようにするのがいいと思います。外出先としてお勧めなのが図書館です。多くの国、都市にありますし、静かな環境で、無…

判断できない

一般的に、うつになると判断が出来なくなると言われています。私は元々余計なことを考え過ぎて判断の遅いタイプなのですが、うつになると、これに拍車がかかったように、「色々な事(大抵はネガティブな事)は思いつくが、判断は出来ない」という状態になり…

偏見

うつ病への偏見はなかなか無くならないと思います。 怠けていると思われたり、逆に腫れ物に触るような扱いをされたり…当人しか分からない症状のため、辛さを周囲に理解してもらうのは本当に困難です。うつを経験した私が仕事や家庭でパフォーマンスを発揮す…

うつの効用

現在うつで苦しんでいる人にとっては信じ難いでしょうが、私自身はうつを体験して良かったかも…と思うようになりました。人や物事への受け入れ幅が広がったような気がするのです。 今振り返ると「こうあるべき」という考えが強すぎて、あるべき姿と現実のギ…

うつの回復体験記が少ない理由

うつの最悪期を脱した後、少しでも回復に役立つ情報を集めるために、回復した方の体験記のようなものを探しましたが、ネットでは私の期待するものは見つかりませんでした。本で「うつ病九段(先崎学)」「うつヌケ(田中圭一)」があるくらいで、統計上、日…

家族の理解

同居家族には自分がうつと闘っていることを話して、受け入れてもらい、協力を得られればベストです。 私は当初受け入れてもらうことが出来ず、非常に苦しみました。 相手もうつの知識がなければ受け入れるのに時間がかかるでしょうし、そもそも熱も無く、血…

ニュースは見ないように

最悪期は勿論ですが、回復期もニュース、特にネットニュースからは離れた方がいいと思います。 スポンサーからの広告収入に頼るメディアは特に、目につくことが第一であり、そのためにはショッキングな事象を取り上げて、恐怖感を煽ることが有効です。 とな…

仕事は切れるが、家族は切れない

タイトルは私がお世話になっている産業医さんの言葉です。 うつの回復期にシンガポールに家族を呼び寄せたところ、家族の理解が上手く得られずに私の症状が再び悪化した際、産業医さんから聞いた言葉です。 「仕事は切れるが、家族は切れないからなぁ…家族が…

敏感になる

うつになると刺激に敏感になります。 私の場合は音と光に特に敏感になりました。最悪期には少々の音や光でもしんどく感じました。最悪期を脱して外出が出来るようになっても、街や電車、バスの人混みは苦手でした。人の声や街の照明を情報として処理しきれな…

散歩の効用

うつの最悪期を脱した後にすべきこととして、昨日掃除や整理整頓を推奨しました。その次の段階としては散歩がおすすめです。 うつの最悪期ではひたすら寝ていたと思うので、心肺機能を回復させる目的もありますが、外の空気を吸って温度変化を感じたり、頬を…

まずは掃除、整理整頓から

うつの最悪期を耐えて乗り切った後、少しでも動けるようになったら、掃除、整理整頓をするのがおすすめです。時間を問わず、いつでも始められますし、キレイになったり、整理整頓された状態を見ると気持ちが良くなります。 個人的には、自分のアクションの結…

暇を感じない

うつで休職して療養すると、時間を持てあますのではないかと思う人がいるかもしれませんが、全くそんなことはありません。波はあるものの、ひたすら辛さに耐えるので暇を感じる心の余裕が無いのです。 もし、現在うつで苦しんでいて、何もしていない(出来な…

予測不可能性

うつの辛さは日によって違いますし、1日の中でも朝昼晩で異なります(日内変動と言うそうです)。最悪期は少しでも体調がマシなタイミングで食料や水を調達しておかないといけませんし、定期的に通院する場合は予約日が近づくと「この日は外出できる体調だ…